深部310km地点

変に明るく、変に暗い

5. 雑音

ローテンションな日。人とあまり話したくない日。そんな日もある。私はよくあるが。そういう時の配慮は難しい。ほっとけばいいと思う。1番の解決策。人の頭の上に今日の気分が色で分かるようになればトラブルが減ると思わないか。青はふつう。黄は少し神経質。赤は一触即発。グラデーション。サーモグラフィ。私はいつも黄。たまに青。赤は封印。エネルギーが高い感情だから。感情の変化ごときに自分のエネルギーを使いたくない。省エネモード。地球にやさしい人間。エコ人。エコんちゅ。かわいい。ゆるキャラ?きぐるみを作ってほしい。環境省が作ってくれるんですか?やったー。高エネルギーの人間はいつか分解して低エネルギーの人間が複数生まれる。そういう世界。最終的に低エネルギー人間だけになり滅亡する。一種類では生き残れない。多様性。高エネルギーは厄介だが必要な存在であることが分かった。寒い地域の高エネルギー人間は暖房の代わりとなる。あたたかいから。近くにいると。私は近づかずに布団にもぐる。息をするだけで使われるエネルギーすらムダ。放出されたエネルギーをどうにかして貯められないか。リサイクル。3R。リユース。あと1つは?雷雨で家がぬめぬめ。窓がどろどろ。一瞬現れる昼。雷とセッション。低音と低音。メロディはいない。リズム隊。ひたすらきざむ。みじん切り。玉ねぎのように。今日は雑音ばかり。図書館でさえ雑音。人は集まると強さを得る。1人になると弱さを得る。常に一定であってほしい。よくら分からないけどそう。小指の筋トレ。薬指の筋トレ。いざというときのため。小指で腕立て。案の定折れてしまった。3秒で復活。不死身。もはや医者はいらない。自己再生。何年生きられるか。そんなに長くても困る。どうせなら不老も追加。将来不老不死か否かを選べる人生が来たらどうなるのだろう。不老不死の人間は離島に流して欲しい。普通に怖いので。意味が分からない存在に対する恐怖。意味が分かるからこそ味わえる恐怖。果たして存在するのか。結局分からないことに対する恐怖に帰結しそうだ。何を考えているのか分からなくなってきた。恐怖だ。雑音。さわがしい。雑音が多い日は音楽はきかない。好きな音楽さえも脳内で雑音に変換される。つらい。ストレス。頭皮のめくれ。自分の一部が床に落ちる。自分の一部がちりとなる。床は人間の一部だらけ。人間を踏んでいる。人間を掃除機で吸っている。人間をゴミ処理場に運ぶ。人間を燃やしている。非人道的。燃やされた人間は煙となり、雲をつくるエアロゾルとなる。人間が雨となって降ってくる。道を歩くまた別の人間の顔に落ちる。吸収。拒絶反応。その人間はちりとなった。